恐怖・心霊体験2 ビジネス旅館での出来事
冷や汗、冷感? 「現代の怨霊地図」なる本を、またまた怖いモノ見たさで読んでます。本とは関係ないが、心霊話という事で、自分が今まで経験した心霊~恐怖体験等の記述をします。長文で失礼します。
北海道転勤・サラリーマン時代、約15年前の体験談です。道内では、かなりの心霊体験、スポットに巡り合いましたが、特に印象深い出来事です。
担当営業地域は道北地帯だから広大で、移動効率から現地泊りの場合も多々ありました。その一つに、羽幌地区があり、天売島(ウニやオロロン鳥)や朱鞠内湖が近い、JR駅も廃止、道内ではマイナー観光地です。しかし、天売島へのフェリーが開始、7月に近くなると観光客がドット押し寄せるので、利用するホテルが満室なんて事になります。ただでさえ、少ない宿泊場所なので、宿の確保が大変です。
7月に予定外の現地泊りの必要があり、羽幌での急な宿探しに追われ、電話帳で前日駆け込みのラッキーな1部屋を確保出来ました。到着が8時を超えて、セイコーマート(CVS)で弁当・飲み物(ガラナエール)を買って、宿部屋で食べる感じです。当時は、マイナーな道北地方で19時以降に夕飯を食べる店は無いし、あっても、居酒屋・漁師町のスナック?ぐらいです。
そして、北海道では大抵クーラーが必要無くて、自分のアパートにも無かったし、それなりのホテルなら別ですが、宿泊のビジネス旅館(ホテルレベルでも無く)も例外でなく、クーラーはありませんでした。
風呂入って、飯食って、TVを観て、ゆったり~なんて、です。この頃の北海道の平日・深夜TVでのお楽しみ番組、北海道テレビ放送「モザイクな夜」(大泉洋)がありまして、楽しみだけどその時間までは起きていられない、結構疲れていたけど、22時23時じゃ寝られない感じです。
と、その時、部屋のドアが独りで勝手にカチャリと開いてきました。廊下の明りが部屋に差し込んでもきました。部屋は共同トイレ・洗面所の近くの端っこの場所です。他の部屋の人達にTVの音が漏れたら失礼なので、慌てて閉じました。
もう0時近く?で、ちょっと眠くなり、歯磨きかなとウトウトしてたら、再度、部屋のドアが又独りで勝手にカチャリ(今度は大きい音)と開いてきたのです。さすがに2回目、安いビジネス旅館だから建物古くてしょうがない!面倒くさいなと、閉じに向かい、ついでに歯磨き、トレイを済ませて、就寝態勢に入りました。
ここからの記憶が曖昧で、就寝に合わせて部屋に戻り、施錠をしたか?どうかが不明なのです。でも、キチンとドアを閉めて、カチャとロックした覚えはあります。
寝ていると、なぜか、カラダが熱く、火照り、部屋が熱いというより、カラダの内部が熱い、地熱のような感覚で寝付けないのです。当然、部屋にはクーラーが無いのは当たり前、しょうが無いので、窓を開けて寝ることにしました。
しかし、眠ると、あいかわらず熱くて寝付けない、でも目が覚める程ではない。
そして、ある時、明りでまぶしく、目が覚めました。寝ぼけ眼で見ると、なんと、又、ドアが開いていて、廊下の明りが入り込んでいるのです。
さすがにイライラ、今度はしっかり施錠、内鍵も閉めました。一瞬、さっき閉めたはずだけど、内鍵を忘れたのかな程度で、疑問にも思わず、明日を考えて一気に寝る事にしました。それから、熱くて寝れないなんて事も感じず、朝になりました。
ちょっと不満な朝で、朝食を食べていきます。その時に、自分の生タナゴが大変な事になったのです。生タマゴを割ったら、爆発!・・・・腐っていたのです。割った瞬間、ボン!と音がして内容物が飛び散り、腐敗異臭が充満です。すぐに旅館の人が駆けつけて、????と何で腐ったのが混入・・・・と、平身低頭でした。廻りの朝飯の人達にも、異臭被害が蔓延、自分のスーツに異臭飛沫が飛び散り、てんやわんやでした。生タマゴの腐敗臭体験はこれ一度のみ、凄まじい、2度と嗅ぎたくないです。
旅館の人から、料金サービスされたので領収証が無く、後日、名前もはっきり記憶できませんでした。
そんなこんなで、お仕事開始のセールスマンの1日スタートです。化粧品のエリア・マネージャーだから、身だしなみには気を使いますが、この日のスーツは先ほどの生タマゴ被害で、腐敗臭・浸みでちょっとみっともない気分です。当然、廻る担当店では、まず指摘で、アルコールやフレグランスで誤魔化してです。
そして、羽幌地区最大の売上の担当店にて、店主の大奥様とビューティーカウンセラーと販売店会議を気合いを入れて行いました。今回はこの為に、前泊をしたのです。当然、私のスーツ襟の浸みの話題に触れられ、愚痴を交えながら、昨晩に宿泊したビジネス旅館についての文句・出来事をこぼしました。
熱くて寝れない話をすると、大奥様(60代後半)の顔色が変わり、事件の話をしてくれました。
なんと、宿泊のビジネス旅館は50年程前に、ボイラー爆発の大惨事があり、一家全員焼死事件があったそうです。田舎町でも大惨事、たまたま大奥様がご年配で昔の当事件を記憶していたのです。朝から訪問した他の担当店では、店主・店員はひと・ふたまわり若い年代だったので、事件そのものを知らないのではと納得です。
コレを聴いたとたん、マジ冷や汗・・・・でした。
熱くて寝付けないのは、焼死された方の問いかけ、と思うのはあまりに出来過ぎた感はあります。ただ、気になるのは、惨事といっても、爆発原因不明、第三者的行為の疑い、トラブル、未解決、フウイン・風化できちんと整理されていない話もありました。
何かを訴えたかったのか、そこまでは判りません。
大奥様は、惨事に遭われた家族とは顔なじみであった事も記憶に残った出来事でありました。羽幌担当10数年のベテラン・ビューティーカウンセラー自身も初耳でした。個人的な推測なので、根拠もありませんが、なにか感じるモノはあります。
最後に、偶然に当たった!珍体験・生タマゴの腐敗は、自分の先祖・守護霊の「もうこれ以上ここには来るな」の警告だと思ってます。
« 恐怖・心霊体験1 海での出来事 | トップページ | 恐怖・心霊体験3 臨海学校での出来事 »
「心霊・恐怖体験 ホラー 」カテゴリの記事
- 釘バットさん(2016.10.12)
- うらめしゃ~(2015.11.26)
- ハリウッド WAXミュージアム(2015.01.19)
- GKのアイアンメイデンとか(2014.12.18)
- 妖怪ウオッチから幽霊画巡り (2014.09.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント