恐怖・心霊体験4 恐くて腰抜けた！出来事

またまた心霊系の記述です。「怖い話ガム」の表紙の写真は、「お菊人形」？かなと思います。TVでも盛んに紹介されたので、有名な話と思いますので、話の内容はあえて記述しませんが、実物を観た事があります。

北海道転勤時代の道内ドライブ途中、夕張～万字線の廃線跡を巡っていた途中に、お寺「萬念寺」の看板を見付けて、行ってみた事がありました。萬念寺は幼稚園もあって、本堂にちょこんと展示されてました。特に博物館？というほどでも無く、一般的な、お寺でした。道内の炭鉱の廃坑街、夕張～芦別、特に芦別は担当営業地域でしたので、色々体験？しました。炭鉱町の廃墟、この辺りは別の機会に。

怖くて腰が抜けた！経験は、今回の記述話ですが、過去も現在も、この時の体験、１度のみです。「腰が抜ける」、本当にそうなるのです。

中学生時代、地元の谷根千に、広大な谷中・墓地があって、自転車で町屋・日暮里等へ抜ける近道がありました。夕方以降はさすがに遠慮しますが、中坊の自転車小僧なら、ビュンビュン走るのです。偶に、カツ上げ？なんてのもあるので、江戸時代の峠越え盗賊ならぬ、リアルなスリル体験もありました。（腰抜け出来事はコレではないです）

秋頃、その抜け道を自転車で通過中、墓石の並ぶ藪の中から、ヒトが出て来て、急ブレーキです。これでもびっくりしましたが、その容姿が異様で、ハッと息が止まる感じです。

湯上りガウンのようなボロボロ浴衣を着た、、髪がちょびっとしか無くて、顔が煤けて真っ黒な、おじいさんが出て来て、「水をくれー」なんて、手を差し出してくるのです。ドリフターズの劇でオチに出てくる、爆発にあったヒト？の様な容姿です。

「水をくれー」なんて、こっちへさらに向かって来るので、まさか幽霊！と思いながら、自分のカラダが固まりました。足が動かず、心臓が高まり、ペダルが漕げません。自転車ごと後退し、おじいさんの足（浴衣の裾からも煤けて）があるのを目視して、とにかく、返答の声にもならず「無い無い」程度を呟きながら、なんとか、退散です。ほんの１０秒ぐらいでしょうが、カラダが固まり、腰が抜ける経験をしました。本当に、そうなると何も出来ない、アワアワ状態になります。

すぐに地元友人宅に駆け込み、応援の助けを求めました。

現場に着いて、まず爆竹を放り投げ、音による威嚇払いをしてみました。爆竹２～３回ぐらいをしましたが、何の反応もないので、一応おじいさんが出て来た藪まで行ってみました。

すると、藪のある土の地面には、はだしの足形が残っており、確かにヒトが居た形跡がありました。友人達も、はだしの足形には不思議がり、足があったから幽霊じゃないよとか、ルンペンじゃないのかとか、意見はでましたが、あたりは静かなものでした。

そして、藪の中で並んでいる墓石の方をひょいと覗くと、視線の先に、どう見ても新しい、お供えしたばかりっぽい、供花の白い花がありました。百合っぽい感じで、白だから余計に目立って、風に揺れてました。もうコレを見て、直感、皆で一斉に速攻退散です。

今なら、火事の新聞記事などを確かめたりするでしょうが、中坊ですから新聞なんてTV欄程度しか見ないしで、実態が掴めていません。

もし何か判明したところでも嫌なので、今後も記事などを浚う事はしないです。

腰が抜ける！なんて事、滅多にない珍体験でした。