「スケ番★ハンターズ」から、 映画と雑司ヶ谷の思い出
まだ「スケ番★ハンターズ」の思い入れが続いています。イベントで、中平監督のサインもお願いし頂いております。プレゼントのロビーカードは監督自身の作成で、このロ―ビ―カードに拘る気持ちも映画ファンにはたまりません。
自主映画作品という事で、映画製作への発端、計画、実行、資金、役者、スタッフ等との関連にも興味があり、グリソムギャングでのトークショーで監督自身の話を直に色々聴けた事がとても嬉しかったです。これだけの映画をカタチにされた苦労、度胸、仕掛け、仕切りなど、エンターティメントを提供される側の気持ちは図り知れません。
そのような意味でも、監督さんのサインは貴重な宝物、オーラにあやかってます。
自主映画と聞いて思わず反応!、映画製作というほどのものでなく、昔、同級生と映画談義にハマった事があるので、未だに映画作りに興味はあります。ゾンビものホラー映画の活動、以前にも記述してますが、機材はVHSビデオで・・・・今思えば、何ともトホホです。
その時の親友(監督担当)は映像関係専門学校に進学、卒業後はADとして業界現場で昼夜ぶっとおし働くも、挫折~以後アルバイト転々・・・・、こっちは大学生でダンパだスキ―だで現実ラインの溝が広がり、自然と音信不通になりました。結局、無職になった親友になけなしのお金を貸し続け、ある時、パチンコ?から出て来て、ばったり、お互いにバツ悪くなり・・・・が最後?の記憶です。
中高と一緒で、映画チラシ集めから、3本立て映画館巡り(三茶、大山、大井町、文芸坐、新橋、飯田橋等)、特に映画「ゾンビ」駄話など、映画について相当関わってきました。又、地元の同級生の家が映画グッズ店の貸倉庫?を所有しており、倉庫解体閉鎖の際、そのまま捨て残された、山のような映画グッズを狂気乱舞?で貪り集めた思い出があります。その友人も我が家に前泊、解体業者のブルトーザー到着前に早朝より参戦の思い出です。
その時に保管した、スターウォーズのグッズ(帝国の逆襲頃)が数十年後に、USAの譲渡土産になり、今日のゼブラ明治のディラー活動の最初の商品になるのです。イベントで、猿の惑星パンフを新品数十冊並べて、驚いて疑問に思うお客さんもいました。解体時に、パンフだけで数千枚?それこそチラシ、ロビーカード、各ショップで返品になった値札付きの映画グッズの山~下敷き、KEYホルダー、財布など、今思えば、もっと取得しておけばの後悔です。映画だけでなく、アイドル、タレントものもありました。
クレーン車やブルトーザーで解体するので、捲かれていた水(埃防止)で、ビショ濡れになっていくパンフの姿は目に焼き付いてます。溢れかえるグッズの山で玄関が占領、当然、親から注意を受け、一時期、自分の部屋の中がパンパンになってました。
又、20歳頃、映画の親友は雑司ヶ谷のアパートに下宿、池袋で飲んで、その下宿に転がり込んで、映画談議のオールナイトが常でした。マイアミ・バイス、あぶ刑事、遊戯シリーズ、ゾンビ、など、安酒と映画の語らいです。昭和の感じが色濃く残る、雑司ヶ谷の踏切の近くのアパートだったので、雑司ヶ谷付近は何かと映画やTV撮影に使われる撮影ポイント?みたいな印象があり、映画談議をする上でもテンションUPの地域?です。
あの、都電の線路沿いを、酔っ払い語りながら、そぞろ歩き、それこそ、映画の役者セリフを真似ながら、偶に深夜SENRO歩いたり?思い出が付きません。今思えば、この危険な行為、雑司ヶ谷の線路付近は簡単に可能?だったのです。又、池袋から雑司ヶ谷に歩く途中・目白通りに、何故か?タワーレコードもあり、よく利用してました。
その思い出で、「スケ番★ハンターズ」雑司ヶ谷撮影シーンに、胸がトキメキました!しかも、亜紗美軍団のSENRO歩きシーン登場には、とても親近感?です。あの付近一帯、なぜか?映画の風景、まるでスケ番の居そうな世界観に良く合うのです。
もしかして、中平監督もあの地域に思い入れ?あったのかなと、気になりました。
映画ファンで雑司ヶ谷を語る、稀な存在?でも、映画ファンなら通じるモノがあると思います。
追記:中平監督さんの会社(Viemo)のHPを訪問していたら、なんと「ゾンビランド」「ザ・ホード」のグラフィックを担当されてました。もちろん、こちらだけでは無いですが、ちょっとびっくり、又、さらに感激しました!
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ゼブラさま
ビーモブログへのコメントありがとうございました。
ブログからのコメント返しが上手くいかずこちらのHPへおじゃましました。
こちらこそ先日のイベントにお越しいただき本当に感謝しております。70年代の映画の話をもっとしたかったですね。
あと洞窟情報もありがとうございます。
今度是非行ってみます。上野はここ数年とても心地の良い場所の1つでたまに上野〜谷中あたりを散策しております。時間があると上野東急で映画を観たりもします。
また上野公園の池の畔にいる猫たちを観察するのも大好きです。この年齢になると上野〜谷中、そして雑司ヶ谷など本当に心が落ち着く場所になりますね。
そしてゼブラさんが書いてくださったこの「雑司ヶ谷の思い出」読ませていただきました。
グッと熱くなりました。同じく映画のチラシなどを集めていた私にとってあまりに共感する部分が多く泣けますね。実は今回の映画公開で今でも映画チラシ集めが趣味の友人が「スケ番☆ハンターズ」のチラシで私の名前を確認し26年ぶりに初日の劇場に駆けつけてくれたという事もありました。好きな事を続けていると、こういう事もあるのだなとつくづく感じました。
雑司ヶ谷の思いは内藤誠監督の「番格ロック」(池袋と赤羽のスケ番達の闘争で荒川線沿線が舞台)という作品へのオマージュではありますが、それ以上に私の学生時代以降の思い出の場所でもあります。
池袋や巣鴨に何人かの友人が住んでいて、鬼子母神神社の駄菓子屋に行ったり、シネマロサ、セレサで映画を観たり、巣鴨から三百人劇場まで歩いたり、六義園で散歩したりとそれまで来たことのなかった東京にはまりました。私もゼブラさん同様その頃の友人たちとはバラバラになり会うことはありませんがその土地や場所がある以上思い出は残るものですね。
今回そんな意図もありそういった場所を自分の創造したキャラを通して映像に焼き付けたかったのです。
気づいたらすごい長文になってしまいましたのでこのへんで失礼いたします。次にお会いしたときにゆっくりとお話が出来ると良いですね。
投稿: 中平一史 | 2010年11月16日 (火) 20時58分
「爆発!スケ番★ハンターズ 総括殴り込み作戦」の中平監督さん、コメントをどうも有難うございます。監督御自身からのコメントを頂いた嬉しさと先日の奥田監督さんからとダブルで又々、感激しております。
さらに私の想いに共感して頂いた事も嬉しく思います。当時は池袋で映画を観る事が多く、シネマロサもとても懐かしいです。「ぴあ」で3本立てを探して練り歩き、深夜放映映画をビデオ録画して、もちろん、チラシも集めてです。
たまたま雑司ヶ谷がTV・アド街で紹介されて、懐かしのあまり記述しました。境内の駄菓子屋は営業続行でした。
先月からその頃の友人を探す目的でmixiを始めていた処、偶然、亜紗美コミュからグリソム・ギャングのスケ番上映会を知り、すぐに参加申し込みしていました。もし、mixiを始めていなければ、イベントどころか、監督さんにもお会い出来なかったので、偶然が重なりテンションもUPしています。
mixiを始めて1ケ月ですが、まだその頃の友人は見つかっていません。不義理をした親友(ADを挫折)が、何処かで映画に関係する仕事に付いてるのではないかと、ずっと気に掛けています。
中平監督さんの26年振りの映画を通しての再会も、自分に照らし合わせて、込上げるものがあります。
洞窟情報はローカルなネタ程度ですので、なにかのついででお願いします。(本当に小さいです)
もし、上野にお越しになる機会がありましたら、是非、ご案内をさせて頂きたいです。
谷根千にある、70年代グッズのサイケなお店「EXPO」(既に御存知でしたら?)、又、シネマ関係のBAR居酒屋?、ちょっと離れますがモンスターCAFEもありますのでおススメです。
29日のロフト・イベントは予約済ですので、スケ番★ハンターズを楽しみにしております。
宜しくお願い致します。
私の記述も止まらなくなり、長文になりました。
投稿: ゼブラ | 2010年11月17日 (水) 15時35分