Danger!!Mines!! 本当の地雷の恐怖とは何か
こちらは昨年出店していたイベント会場で「NPO対人地雷の処理活動」のコーナーで紹介されていた時に写メしておいたものです。
知り合いが石油パイプライン関連の仕事で紛争地帯に出張、夜間外出禁止令勧告?ある様で、キワドイ緊張ムードに油に火を注ぐではないけど、まさかの注意の為にちょっと引っ張りだしました。
改めて、戦争の悲惨さを痛感です。
この時の展示では、カンボジア、アフガン、アフリカ諸国など、特にカンボジアについての説明が主でした。なので、あまり産油国地域では関係ないかもしれないけど。
NPOの説明員さんから対人地雷除去についての説明を受けましたが、小型であってもかなり精錬・工夫された恐怖の兵器であるとの印象でした。NEWSで聞く事もあるけど、オモチャと勘違いする子供達に被害が多い事実は胸を打ちます。確か、映画「ランボー3 怒りのアフガン」でランボーが訪れたムジャーヒデンキャンプで、対人地雷が子供達への被害を訴えるレクチャーを受けたワンシーンを思い出します。
:対人地雷の説明動画http://www.youtube.com/embed/P0JSpQyL5VY?rel=0
2枚目の写メ中の「緑色のプロペラ羽根~ゴムっぽい見た目の地雷」は「ロシア製PFM-1」という、空中散布の対人地雷です。見た目は全く地雷には見えない、子供がオモチャに間違えて触れる事件の意味が判ります。
又、対人地雷は1個1個を地中に埋めるのではなく、空中から大量散布~あちこちに散らばってバラ撒かれるのです。
地雷は対戦車用など用途別に色々あるけど、やはり対人地雷は凄まじい兵器です。戦車用なら大型で威力もある、しかし、対人用は小型でそんなに被害を被らないからマシではないのか?と一瞬脳裏を過るけど、その恐怖の対象である効果は別のカタチで現れます。
例:対人地雷を踏んだら、つま先を吹っ飛ばされて負傷→負傷した者を救護する為に仲間2人(1人は負傷者・もう一人は負傷者の装備荷物)が担いで後方へ→見捨てる訳には往かないので一部の進軍が止まり→他の者は次が何処に埋まっているか判らない恐怖発生で益々先に進めない→部隊の進軍が停滞。
又、つま先欠損負傷だから即死ではない仲間の姿~戦友の呻き声と悲惨な負傷の傷口を目の当たりにする事で、精神的なダメージを誘発してきます。
という、戦術的な策略が盛り込まれ、計算しつくされた兵器です。戦死した仲間をそのまま・・・・なら戦闘状況で判りますが、負傷して傷ついた仲間を置き去りには出来ない~人間の心理を突いてきます。戦場とはいえ、人道的な思いで仲間を見捨てる事は出来ない筈です。人道的な倫理から条約での使用NGを訴える訳です。
そして、日本の技術がその対人地雷撲滅に役だっている事も知ると、多少は救われた気持ちになります。
トミカのミニカーに 「コマツ対人地雷除去機 D85MS」があり、2008年の話題ですが改めて。
参考
:映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」トレーラー 浅野忠信主演 1999年作品 http://www.youtube.com/embed/TbWg27UKIcs
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