「死ね!死ね!シネマ」観賞
:映画「死ね!死ね!シネマ」 http://a-shibuya.jp/archives/774
**
「死ね!死ね!シネマ」を観に行って亜紗美さんに出会えた事が嬉しくて又語っているが、改めて映画観賞ログです。
亜紗美姐さんはパフレットに名前記載がないが、序盤の殺戮シーンの観客の一人で登場、死に様がUPされてます。(亜紗美ファンは見逃せません)
映画の内容・ストリーリーは↑HPを参照して下さい。
篠崎監督さんへの私の思いは既に語りましたが、まずは「オ―ディトリウム渋谷」が初めての訪問映画館・・・・迷ってしまった!
急遽、渋谷でチェックすると、映画美術学校(本年4月移転)・ユーロスペースのあるところ、隣がクラブAISA(ヤスタカ・ポスター)の円山町にありました。考えてみたら、移転後のユーロスペースは初めて、最近ここ数年はシアターNばかりに行ってました。どうりで迷う訳です。
21時からのレイトショーの回を観賞ですが、まずはパンフレット(VIMOさん作成)を購入です。しかし、入場して即購入するのはちょっとミスで、観賞後に売り場で主演女優さんが購入パンフにサインをしてくれるサービスがあったのです。(ちょい、がっかり)後で思えば、既に購入したパンフにして貰えば良かったが、亜佐美さんに出会えたばかりに夢中になり忘れてしまった。
映画は、撮影されたロケ現場=劇場が舞台で、その撮影された劇場そのもので観賞するという、初めての体験・今までにはない観賞のスタイルで、冷房も相乗効果・ホラー気分も否応なく盛り上がります。
観賞している画面の横から「シマザキ」が出てきそうだったり、惨劇の座席はコノ場所辺りかも?とか、嫌な恐怖を感じさせてくれるのです。
ストーリーでは惨劇の現場(劇場)~怨念の歴史や自縛霊、祟り的なホラーでもあるけど、むしろ恐いのは人間の業(なりわい)、映画製作への情熱に怨念が乗り移ってしまい、呪われたような異様な恐怖感で、観賞する者を襲う感覚を持ってしまった。
「八つ墓村」「丑三つの刻」を彷彿する発狂者の訳の判らない襲撃に恐怖を感じるのはまだまだ序盤で、ロケハン学生達~夕張逃亡~散りばめられた恐怖がラストに向かって「華」開いていきます。後半からラストにむけて、一気に恐怖が加速していく感覚に冷や汗が出ます。
映画を作る情熱(商業的な作品以外の自主製作的な映画)は、内輪内でリアリティを求めて突き詰めて討論/議論/言い合い/喧嘩もあるし、突き詰めれば真剣になり過ぎて「映画」そのものに狂う事もあるだろうし・・・・。
私も高校時代に映画作りにハマった事があるから余計にそう感じるし、「一緒に映画作りをしなければ友人のままだったのに」?みたいな感覚をふと思い出します。(色々な意見のぶつかり合い~コレは映画作りに限った事ではないが)
映画作り(製作者側)する者は何が面白いのか、何を訴求表現したいのか、何を作りたいのか、何を求めているのか?、学生時代には思い描かなかった映画への情熱が「死ね!死ね!シネマ」を観賞して、我心身に棘棘しく突き刺さりました。
映画で描かれるホラー、恐怖に繋がる探求心が、思わず「映画」をやめたくなります?
今回、レイトショー観賞時に「スケ番★ハンターズ」の原点・特典映像「やくざハンター」の上映もあり、原案に関わった篠崎監督さんに一層の興味を持っています。「やくざハンター」製作の裏話をトークされたものも嬉しかったです。
今、劇場で映画を観る事も私の周りでは激減してますが、かくゆう私も「スケ番」繋がりが無ければ、21:00開始のレイトショーに足を運ばなかった?かもですが、限られた上映期間や場所を考えても「死ね!死ね!シネマ」を劇場で観賞する事がおススメです。
最近のコメント