恐怖体験 「新幹線車内のパニック」
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ゾンビ映画のサスペンスホラー的な要素の1つに「隣人が急に訳も分からず突然に襲いかかってくる恐怖」があるのだけれど、ゾンビは虚構としても「トウリま的」な恐怖感に置き換えてみるとサスペンス感に似たモノがあるように感じます。
ある日、何処かで、急に、訳も分からず、何が何だか・・・・自分が他人に襲いかかられる恐怖感、コレばかりは予想だもしない突発的な出来事に対処も出来ず、本能的に只逃げ出すしかない出来ないと言う事を、身を持って体感した事がありました。
お互い向き合ってのタイマン!では無く、背後だろうが正面だろうが急に襲われる事、コレは本当に恐いです。
出張で関西方面に向かう始発の新幹線に乗車、座席は車両後方で、駅弁を食べてそろそろ眠くなってウトウトし始めた頃でした。
前方の座席通路で、独りのフ―天っぽい男性が座っている女性独り独りに何やら順繰りで話掛けて、電車の振動にフラフラ、あっちこっちフラフラで、ちょっと妙な立ち振る舞いで目立ちました。
女性だけに話掛け、顔を近づけて上半身を前屈みに接近する姿がかなり異様な光景・・・・。
格好も妙?で、Gパンのベルト通しにナプキン(座席の白いカバー?)を挟みこみ、さらにレストラン食事態勢ごとく、首からもナプキンを括りつけ、その格好でフラフラしている姿が目に入った時は?完全に妙な奴がいるなぁ~と。
こんな調子のフ―天っぽい男が通路で目立つものだから、だんだん車内の乗客がざわつき始め、「コレはヤバいな」と、座席が後方とはいえ10数メートル先、自分にも自己防衛的な危険防止フラゲがたちました。
と同時にフ―天オヤジが奇声を発し、女性の髪を掴んだか?手で叩き始めたか?カラダに触れたか?女性の悲鳴が響き渡り、車内が一斉にドッドッとパニックになりました。
すぐに前方から、車掌が踏みこんで来て、フ―天オヤジを取り押さえ、パニックは収まりました。フ―天オヤジは以外?逆らう事もなく、あっさり押さえられ連れていかれました。
この一連の出来事を考えると、フ―天オヤジの姿が最初に目に入り~取り押さえられるまで5分もない数分間ぐらいだった?時間経過ですが、とても長く感じました。
こっちは弁当で腹一杯、しかも早朝の出発で眠気もあり、そんな矢先の、まさかの新幹線車内でのパニック事が突然に起こり、嵐のように過ぎ去っていった数分間でした。
その後、車掌から「御挨拶」程度の謝罪?がありましたが、フ―天オヤジが何だったのかは結局判らず仕舞いです。
たまたま座席が後方だったから良かったとか、錯誤巡りますが、被害を被った方はたまりません。
「隣人が急に訳も分からず突然に襲いかかってくる恐怖」
ゾンビ映画ではないが、この体感の設定こそ違えど、同じ様な感覚で恐怖がカラダを襲ってきた瞬間でした。
状況が違えば大変なことにもなったのではと、今でも偶に振り返り、電車に乗車する時はこの時の出来事が一瞬アタマを過ります。
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