:
劇場にあったスタンプコーナー
**
はっきり言って「ナメた」気持ちで観賞した映画、どうせ寝てればイイやとか、主題歌だけ聴いていればイイじゃん的な観賞前姿勢が、観賞後にバックリ覆された作品だった。
日頃、ZOMBIEやホラー、アクション、ピンキー、バイオレンス系の観賞が極めて多い自分には、次元の異なる場所での感動を頂てしまった。
恐るべし、ドラえもん!!
子供らを引き連れて映画館へ。
休日の劇場は混むだろうと2日前に座席指定券を取りに劇場へ、いつになく?気合の入れた観賞スタイル。
親子で映画を楽しめて、Perfume楽曲を聴けるのはパフェなオイラには当然、気合も入る。
「ミュージアムミュージアム、ファンタジーファンタジー」とお風呂で練習してきた成果?も披露してくれる件を期待しつつ。
只、そうは言ってもドラえもん映画、映画ファン的には座っているのもキツイ?ような印象もあった。
ドラえもんの都市伝説的なラスト~のび太が病気で寝たきりで、「ドラえもん」夢から冷めて病室?の窓から外を眺めて俯瞰した風景で終わる・・・・と云うシーン。コミケ辺り?で流布された本(コミック)が原因か?正確な経緯は不明。
大人になるとドラえもんにはほとんど触れない~せいぜい、子供が観ているのを一緒にくらい。
但し、今回の映画「ドラえもん ひみつ道具博物館」は主題歌をPerfumeが披露するので、何時に無くの気合とテンションUP。
映画のストーリーはHPなどを参考に。
正直、いいかげん、座っているケツも辛くなってきた上映中、いよいよラストへ。
ドラえもんの「鈴」が盗まれた事件を、探偵のように探っていくあらすじ~「鈴」が最終的に見つかればラストでしょう、と、大人は予想出来る。
色々入り組んだ話も、怪盗団、博物館の博士、クルト、秘密道具の関係が解きほぐされ、「鈴」が見つかって、平和的にストーリーは解決めでたし。
「鈴」が靴からポロリ・・・・
そのエンディングシーンにあわせて、Perfume「秘密のミュージアム」が流れる。
と、劇場の子供達は座ったまま~自分の子供も含めて、廻りの子供達が口部さんで歌い出す。
コレが自分にはヤバかった。
なんか、その光景に感動してしまい、思わず感涙ポロリ。
Perfumeファンと云う前提もあるだろうが、ソレを超えてドラえもん映画と歌詞に感動を頂いたような感触。
たかが「鈴」なのだが、その「鈴」を通じて、のび太&ドラえもんの其々の想いが繋がった瞬間!!
極めて判り易い、簡単な解決なのだが、探偵ゴッコにしか見えていなかったストーリーが、壮大なドラマのように胸を打つ。
「鈴」を何か別の思い出に置きかえると、子供の頃に抱いていた「夢」が色々込み上げてくる。
イイ年した大人になって、既に「夢」も「希望」も欠片も・・・・現実を知れば知るほど遠のく自分の不器用さやチカラの無さ。
のび太って、不器用でどうしようもない奴だが、何か1つ得意なモノがあって、ドラえもんとかジャイアン(声優がイケメン)、スネ夫、しずかちゃんとか、クルトとか仲間が一杯いて。
「夢」に足りないのは何?
自分ひとりのチカラじゃ上手くいかない事も、仲間が居れば~一緒に助け合う仲間がいれば。
人って基本、孤独な生き物だが、所詮、ひとりじゃ生きていけない。
「秘密のミュージアム」の歌詞が、映画の全てを表現している様な~映画のストーリーがラストのエンディング曲の為だけにあったかの存在のように感じてしまった。
道具=仲間に置き換えてみたら~
「みんなで行こう 僕たちの夢 ほら 広がる世界の先へ」~未来、飛び立とう、希望、扉を開けて、笑い合えば、大切な未来、自身も持てる、広がる心の中へ、かけがえのない、キミにもできるはずさ、
「夢はかなう」がキーワードの1つだろうと思うが、メンバーの夢(今やアジアツアーの上も見ているだろうが)が1つ1つ叶っていく様をFCツアー以来追いかけて来たが故に、歌詞の1つ1つに感動が込み上げてきたのかも知れない。
自己満足ながら、ドーム、JPMツアー、アジアツアー(行けなかったが、ライブビューイングで)と追いかけてきた件にも込み上げてくるものがある。
パフェ迫害を受けて来た我身には親子でPerfumeを楽しむと云う「夢」が1つ叶ったのでもあり、まぁパフェ父さんの我儘だが、ドラえもん&「秘密のミュージアム」は記念すべき件でもある。
ロビーで、大きいパフェな御友達に遭遇~亀サンスト会場頃からのファンさん~、ビックリ。
そして、その大きい御友達も涙ぐんでいて。。。。オイラと同じだわ!!
(強面な方なので、そんな方が涙ぐむなんて・・・・さらに涙を誘う)
伺うと、やはりラストで「秘密のミュージアム」が流れた瞬間!と云う事で一致。
恐るべし、ドラえもん!!
いや、恐るべし、映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」!!
ライブで披露されるであろう「秘密のミュージアム」、ヤバい感じになってしまった。
映画を観る前とでは、その印象や思いも大きく異なった楽曲。
テクノPOPも、四打ちヤスタカも、Perfumeらしいカッコい曲も、何もかも飛び越えた、今までとは異なる次元の曲。
パフェな大きい御友達には映画を観賞(&泣く)することを勧めるのである。
最近のコメント