那須戦争博物館①探訪
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那須戦争博物館を探訪。
あえて当ブログでは博物館についての説明も何もしない。ミリタリーファン、珍スポ・ファン、ロードサイド、都築氏ファンなら御馴染。
後世に伝えゆかねばならない貴重な鎮魂の展示品を個人的に探訪したログである。
まずは 屋外展示の軍用四駆ジープ
横の馬舎にはポニーがいた。
入場料1000円を支払うと資料本を受け取る。
「防人の歌」も懐かしい。
九二式中型戦車 満州事変当時製造?
こちらの戦車は、既に散々語られてきたが・・・・実は映画用の架空のプロップ戦車。
五社監督作品「二二六」の劇中で登場した3台のうちの1台。もう2台は夕張の「花とシネマのドリームランド」内の公園に展示されている。
ミリタリー関連などで御世話になっているとっち~さんによると、「二二六」作品に使用された件は間違いなく、その根拠は何より!とっち~さんが軍装でコノ戦車の横を行進する鎮圧部隊の役者さんだったのでした。
ブルト―ザー、雪上車?の車体を改造したキャタピラ・ハリボテ戦車を製作した松竹、あの頃の邦画はさすがに規模やスケールが現況とは異なる。あの頃の映画~と云ってしまえば・・・・なのだが。
撮影中、戦車のキャタピラの左右整合性?が合わず、左右にブレて鎮圧部隊に寄り付いて危なくて、役者達が戦車から離れて行進すると、監督からカット「戦車から離れないでもっと寄って!!」指示が出されて、かなり難儀された話を伺っていた。
とっち~さんの「BAKAタンクこと”愛国戦車”」カスタムKITに続いて、コノ九二式中型戦車のカスタムKIT化?も密かに待ち望んでいる。
那須戦争博物館ではそういう事は気にしないフリの男の子、見学にあたってはココが重要。
展示内容は明治時代富国強兵~第二次大戦太平洋戦争の戦史に関する展示
館長個人でよくこれだけ収集されたものである。
ココで左右に分かれる収集展示館
前にもログしたが、家の建て替えで土地を掘り起こした時、米軍機が落としていった(と思われる)ギャリバー50の放熱筒が出て来た事があった。
館内の展示
ルイス式
九二式重機関銃
保弾板を使用する旧式タイプのホチキス、 米軍のコードネームは「ウッドぺッカ―」
チェコ ブルーノZB
VZ.37は初めて見た。
ブローニング1919
もしかしたら?ウチに落ちて来た放熱筒はギャリバーじゃなくてM1919かもしれない?
そう、この銃身~放熱筒が土から出てきたのでした。
マネキンがナカタ商店の展示みたい? マネキンの顔が似てる。
ロシア マキシム式重機関銃
203高地戦 乃木希典大将の苦悩~軍部の事前偵察・情報収集・高地戦への武器不備など、「坂の上の雲」でもその辺りは描かれていたかな?
「二百三高地」
日露戦争 映画「二百三高地」コーナー
乃木希典役・仲代達矢、伊藤博文・森繁久弥、雰囲気似てるし、素晴らしい演技だった。ホント、あの頃の邦画は・・・・ですな。
テレビ版「二百三高地」も観たくなる。
乃木大将について語ると長くなるが、明治天皇崩御後に自宅で自刃された話とか、赤坂の乃木神社は偶に訪れている。
俺的には乃木大将の生き様、一本の筋の通った男義(あえて男気じゃなくて)、その苦悩に満ちた軍属の立場、尽忠報国の魂は尊厳に値すると思っている。
数年前に乃木大将の手紙が公開され、旅順での息子2人の戦死についての面目を保てた云々の内容~この自責の念。
戦争の悲惨さを学校教育で果たしてどこまで勉強させてくれているのかどうか、歴史ファン的にも気に掛かる。
司馬遼太郎の著書での否定的な見解が流布されている事に、乃木大将ファンとしては一抹の悲しさになりにけり。
展示品の1つ1つに鎮魂の面持で拝見させて頂く
決して、ミリタリーファンだとか、ミリタリー模型とか戦争映画とか、そんな次元とは別物。
ISHI舞台についても何時の機会にログしたい。
ドキュメンタリー映画「陸軍登戸研究所」についてもそろそろログをしたい。
別館へ向かう
海軍の展示
デッカイ大和の模型
グアムのYOKOI CAVE
横井庄一軍曹に関する展示
グアム、横井軍曹についても語ると長くなりそう・・・・
グアムに行って実弾射撃もするが、滝の近くのYOKOIVAVE(観光用だけど)にも訪れる。
名古屋に「横井庄一記念館」があり、一度は訪館したいところ。
銃器の展示
MGCのコマンドM15が懐かしい。
最初に買った長物・金属モデルガンがコマンドM15、紙火薬だった。
MGCボンドショップも懐かしい。
何故かM15が展示?そういうのも気にしないフリのオッサン。
鎮魂の魂に黙祷
館長の資料室に行ってみる
戦争と云う過去を知らしめる努力をされている。
戦争は反対だが、その前に戦争とは何だったのか知って理解する必要がある。
その順序が逆できてしまう事は残念だが、事の本質を見れば、事への向き合い方も自ずと変わってくるものである。
幸い、80ウン才の栗林館長に御会い出来て、暫し歓談をさせて頂く。
高齢にも関わらず、その凛とした佇まいはいにしえのオーラが漂い、独特の迫力を感じる。
その後、軽トラに乗って何処かさっそうと行ってしまった。
乃木将軍軍曹にての栗林館長
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