「映画監督 村川透」発売記念 監督トークイベント
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20160211、待望の「映画監督 村川透」発売記念トークイベントへ
絶対に参加したいから整理券は配布初日に既にGET済み、諸々の予定もこの日の為に全てを完全に全力シフト、もう万全の態勢で参加に臨んだ!
松田優作の遊戯シリーズの大ファンなので、遊戯シリーズ監督・村川監督、処刑遊戯の脚本・丸山氏のトークイベントは何がなんでも参加したい心境。
村川監督のトークイベント事体に出会うのは勿論初めて!村川監督さんが前に出ると云う事は往年のファンにとっても待望だし、かなり珍しいことと思う。
「映画監督 村川透」は既に読破
特に松田優作との出会い、起用、タッグ、躍動、信頼関係、そして其々の方向への歩み~の記述は、今までずっと思ってた”触れてはいけない優作との関係”を勝手な誤解だったと認識するまでに至る。
遊戯シリーズから「野獣死すべし」、村川×優作のタッグコンビの作品が大好きだったから、それに優作×村川×仙元さんのスリータッグが最強~”野獣”以後のお互いの関係性がとても気になってたし、その認識解明されるまではホント長かった・・・・
村川監督に直接伺いたい事~優作の出棺時のこと・・・・は恐れ多くて聞く事が出来ないでいる。
本のネタバレもあるのでSTOP。
丸山氏、村川監督の御二人の並んだ姿を見れるなんて超テンションUP!
松田優作と云う、杞憂に類まれな逸材の俳優を見抜き、起用し、演出し、スクリーンに躍動させた偉業は果てしない。
優作を得た映画監督の手腕は作品性にも漲る”野獣””野生””ハードボイルド”をスクリーンで弾き出される!
野獣のような男の異名を持つ松田優作をスクリーンで輝かせた~コントロール出来た監督の手腕こそ、さらに上を行く”野獣”である。
『猛獣使い』という御言葉はのちほど直接お会いした時に監督から頂いた。
スタッフとの色々な伝説や揉め事、現場での強烈なエピソード(例:仙元さんがたまたまあくびをしたら優作に見つかり撮影中止へとか)~相当に扱い難かった俳優を、スクリーンで躍動させる監督の精神や魂、モノ凄いエネルギーとパワーと忍耐と気構えと覚悟とユーモアと愛嬌と信頼と友情と。
扱い難い俳優をあれだけスクリーンで魅せる技、優作をスクリーンで魅せたのは村川監督だけでしかないと自分は思っている。
優作であってこその村川監督作品でもあり、村川監督であってこその優作作品。
「映画監督 村川透」の本を読めば、その凄さが活字からでも体感出来る。
村川監督が松田優作と云う俳優に映画監督生命を賭けた、男の決断気構え魂があったからこそ名作が生まれたと感じた。
村川監督のトークされる御言葉ひとつひとつに漲るパワーのチカラ強さを感じてくる。
ネタバレもあるから、そろそろSTOPしないとだが、ブラックレインは優作の最後の出演映画作品になるが、本当のラストととしての映像作品として、村川監督と「野獣死すべし」以来再びタッグを組んだ、Fジョイナ―共演「華麗なる追跡」と云う作品の存在意義も噛み締める。
最後の主演作、遺作となる「華麗なる追跡」の撮影後、優作は他界する・・・・
村川監督は撮影中の優作の病気に関しては・・・・後に訃報の知らせで初めて全てを知る。
やっぱり”野獣”は猛獣使いの主人の元に戻ってきたんだ。
色々他方面への浮気なのか?イメージ固定を避けたい移動?又別な新しい事へのチャレンジ?役者の幅を拡げる気持ち?自分の限界を超えたい衝動?もう色々あったけど、やっぱり最後は主人の元へ・・・・
「華麗なる追跡」撮影クランクアップの瞬間、村川監督と優作の(後に最後になる)挨拶のくだりの記述には身震いした。 感動で泣く!なんてもんじゃない、俺はカラダが震えた。
野獣死すべし
”野獣”は死んだ、しかし野獣の魂は猛獣使いの魂に宿り、我々映画ファンに爪痕を残し、猛獣使いは次なるステップ~例えば「あぶない刑事」などへハードボイルドアクション作品を我々のもとへ送り続けた。
そして、今、スクリーンに久しぶりに返り咲く村川監督ワールド~映画「さらば あぶない刑事」劇場公開
新作の映画「さらば あぶない刑事」も公開中、2016年、村川監督作品を再びスクリーンで観賞出来る喜びは激しい!!
また、この日、偶然な出会い!~学生時代の同級生に再会。
お互い結婚式以来の再会~10年以上?だから超久しぶり、同級生はたまたまイベントを知って駆け付けたのだが、お互いビックリ!!
もうひとり、つるんでたヤツが山形出身で、よく村川監督さんが山形出身だよと言ってたので記憶にあったらしい。
俺の運転免許合宿はそいつの田舎の山形にして、合宿期間中の空いた時間に色々廻ってたことも思い出す。
FBとかSNSに全く疎い同級生だったから、よくぞ巡り巡って出会えたもの、この日は熊谷から駆け付けたからホント偶然。
こりゃ、いつか同級生で山形のアクトザールMにつるんで訪問も考えないと!
積もる話もあって、暫し諸々談義!
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